こんにちは!きままクリエイトです。
最近、WIXで新しくWEBアプリケーションを作りはじめました。
テーマは、「みんなでおすすめの本を共有できるサービス」です。
備忘録も兼ねて、その考えにいたった経緯などを書いていこうと思います。
「本をおすすめしたい人」が世の中にはたくさんいる
きままクリエイトの活動を2021年6月に再開してから、自分の作品を知ってもらうために、instagramを使いはじめました。また、別でnoteも使いはじめています。
どちらも使ってみて、共通して言えるのは「本をおすすめしたい人たちが大勢いる」ということです。
instagramではハッシュタグで「bookstagram」というワードがあるくらい、読書録として本の感想を書いている人、本の要約をビジュアル化して配信している人、書店の公式アカウント、出版社の公式アカウント、などなど、たくさんの人が「本」について情報発信をしています。
厳密に言えば読書録として投稿している人は、「本をおすすめ」しているわけではないのかもしれませんが、それでも誰でも見ることができる場所に公開しているということは、少なくとも「この本について知ってほしい」という気持ちが、その人自身にあるはずです。
noteでも、本について書いているアカウントはたくさんありました。実名で「@書店員」として情報を発信している人もいます。
「みんな、自分が読んだり、関わった本について知ってほしいんだな」と感じます。
「これは読んでほしい!」という気持ちが抑えられないのかもしれません。(すてきなことですね!)
でも、「この本がおすすめ!」とみんなが言えるサービスって意外とない?
本に関わるサービスやWEBメディアは世の中にたくさんありますよね。
私も本棚アプリのブクログが好きで、自分の気になる本や「次これ買いたい」という本を登録して、本屋さんに行ったときにすぐ思い出せるようにしています。
でも、「私のおすすめ本はこれですよ!」っていうサービスは意外とない気がします。
ブクログ、読書メーターのような読書ログサービスでも、「この本がみんなに人気です!」という情報と、それに紐づくみんなの感想が表示されることはありますが、「私のおすすめ本はこれですよ!」という形のサービスはあまり見かけません。(ブクログの“読書リスト”くらい?)
なので、そういった「本」の専門サービスではなく、instagramやnoteのようなプラットフォームを活用している方が多いのだと思います。
読書録投稿の多くが、人の目に触れないまま過ぎ去ってしまっている
ただ、そういったところに投稿されている内容は、残念なことに多くの人の目に触れることがないまま、フローとして流れていってしまっているものも少なくありません。。
私もinstagramを使ってみて、最初のうちは「こんなに誰からも反応がない(見られない)ものなんだ…」と感じました。
それは、
プラットフォームが大きすぎるから(本の専門サービスではないから)
一度投稿したらおしまいだから(情報を更新することがほぼない)
という理由が考えられるのではないかと思います。
もちろん、内容自体がすばらしかったり、情報のまとめ方が新鮮だったりするものは多くの人に見られていますし、投稿を継続することでフォロワーが付いたりもします。
でも、そのハードルって、けっこう高いのかな、と感じます。だいぶ背伸びをしないといけない。「良い内容にしないといけない」と思い始める。
もっとたくさんの人が気軽に、「おすすめの本はこれですよ」と言える場所を作ってみたいと思いました。
リアル書店は楽しいのに、ネット書店は見ててつまらない
コロナ禍で、リアル書店に行く機会が減り、ネット書店で買い物をすることが増えました。
きっと多くの人が、その傾向にあるのではないでしょうか。
昔から「ネット書店は目的買いが多い」と言われますが、そのためか、ネット書店の見た目って、さっぱりしていてつまらないんですよね。。
だいたいの情報としては、
注目の新刊
売れ筋ランキング
購入傾向などからのレコメンド商品(他の人はこちらも購入しています、みたいな)
くらいですかね。。
対して、リアル書店だと、ただ店内をぶらぶら眺めているだけで「おっ」となる本に出会うことがしばしばあります。
「文脈棚」「テーマ棚」みたいな陳列を充実させている店舗もありますし、今やおしゃれ書店の代名詞である蔦屋書店も、その“カテゴリ分け”が当時は斬新で注目を集めていました。
思わぬ本に出会う確率が高い理由はなんだろう?と考えました。なんでリアル書店は楽しいのに、ネット書店は眺めていてもつまらないのか。
それは、「棚」という、一度に目に入ってくる情報が多いメディアの活用が1つの要因だと思っています。
「棚」という枠にたくさんの本が並ぶ。そうすることで本と本につながりが生まれて、無意識のうちにその並びのテーマを考えてしまう。
そのテーマが、自分の興味があるテーマだった場合に、思わぬ本に出会う確率が高くなるのだと思います。
もう一つは、その「棚」が、人の手によって作られている(整備されている)ものだからではないでしょうか。
機械的なレコメンドではなく、人間が考えて並べたものだから、自分が思ってもみなかった本に出会う確率が高くなる。
こういった考察から、「みんなが気軽におすすめ本を共有できる場」は、「棚」を介して情報が発信されるといいのではないかと考えました。
WIXでは便利なデータベース連携機能がかんたんに使える
きままクリエイトのサイトもWIXで作成しています。
WIXを選んだ理由は、
無料プランがあった
プロモーションのビジュアルがおしゃれだった
というところでしょうか。
ネット検索では、WIXはブログに向かない という情報がよく出てきます。たくさんの方が、ブログをやるならWIXよりWordpressだと。
たくさんの方がそう言っているのなら、本当にそのとおりなんだと思います。
でもWIXを使っている人の考えって、それこそSEOが弱いからなのか、ほとんど目にしたことがありません。
私はWIXを使っていて、もちろん良い点・悪い点はそれぞれありますが、やっぱり「無料」でここまで使えるのはすごいと思います。
Wordpressなら、サーバー代が必ずかかってしまいますし、「まず試しにやってみる」という超ライト層にはややハードルが高いです。
対して、WIXは無料で始められて、データベースもかんたんに連携できますし、もう少し踏み込みたいという方にはVeloというコーディングツールも用意されています。(ここまで全部無料)
そうしてWIXを使い始めた私ですが、このデータベース連携の機能を活かして、「おすすめ本を“棚”という形で共有するサービス」を作れるのではないか、と考えました。
そして作りはじめています。いまのところ無料で。
本当にすごいです、WIX。
WIXの難点は、日本語の情報が極端に少ないところ
WIXでWEBサイトを作ってみたり、WEBアプリを作りはじめてみて感じたのは、「日本語の情報がぜんぜん見つからない」ということです。
WIXは、コーディングの知識が必要なくはじめられる分、細かいところで「かゆいところに手が届かない」みたいな状況が発生したりします。
もちろん、WIX公式サイトに使い方のかんたんな説明が書かれていたり、日本版の公式フォーラムがあったりしますが、「もう少し踏み込みたいとき」の内容が全然見つからないのです。
そもそも日本でWIXをそのようなカスタマイズしながら活用するケースがほとんど無いのかもしれませんが、本当にちょっとやそっとの検索ではヒットしません。
私も結局は英語版のフォーラムやリファレンス、YouTube動画を見たりして作成を進めています。
この「WIXで困ったこと」のテーマで1つ記事を書けそうなので、また別の機会に書きたいと思います。
そしてここで得た知識は、「WIXを使ってみたい」という人たち向けに公開していければ、とも考えているので、WEBアプリ作成が一段落したところで、はじめていきたいと思っています。
応援してもらえると嬉しいです
このブログ記事もそもそも誰も見ていないかもしれません。だとしても、いつかは誰かに見てもらえると信じて、書き続けていきたいです。
そして、いま作成している「おすすめ本を共有するサービス」が完成したら、ぜひ「棚」を作ってほしいです。
たくさんの棚が集まり、思わぬ本との出会いがたくさん生まれるサービスを作ってみたい。それはWEBアプリを作っただけでは完成しません。
たくさんの人に棚を作ってもらって初めて完成します。
この記事をここまで読んでくれたあなたには感謝しかありません。
ですがあともう少し、“拡散”という形で応援していただけると、本当に嬉しいです。(もちろん今じゃなくても)
それではまた!
Comentarios